発達障害の基礎知識

発達障害とは

お母さんの体内から外界へ生れ出た赤ちゃんは、様々な刺激を受けながら変化、成熟します。その成熟過程を表す言葉に成長や発達があります。一般的に、成長という表現をする場合は、身長や体重が変化する物的な変化を意味しています。一方で、発達や発育という表現する場合は、言葉を発したり、感情表現が豊かになるなどの機能的な変化を意味しています。言い換えると、子供たちは時間経過の中で、量的や質的な変化を続けて育って行きます。

出産後、時間が経過すると子供たちは成長して、体重が増加し、身長が伸びます。機能面においても様々な表現をするようになり、子供たちの内部では、機能がある規則に沿って連続的に変化していることが推測されます。この過程には順序性があり、これらの段階を分類したものを発達段階と呼んでいます。
この発達段階において、その変化する速さには個人差があり、ある程度の時間差(移行期間)をもって次の段階に移って行きます。段階変化の移行期などでは複数の変化が重なることもあり、同時に種々の発達を示すこともあります。ただし、一度獲得した発達機能が逆戻りするように消失することは基本的にありません。

この発達段階の変化には、遺伝的な個人差、性差、さらには環境要因が影響しますが、
それぞれの段階での達成目標として一般的な発達課題があります。

一般的な発達課題について

例えば、乳幼児期での発達課題として

  1. 歩行の学習
  2. 排泄の学習
  3. 話すことの学習
  4. 身近な人との人間関係の学習
  5. 読むための準備

などがあります。

また、児童期の発達課題として

  1. 仲間とうまく付き合うための学習
  2. 日常の遊びに必要な身体的技能の学習
  3. 読み・書き・計算の基礎的学力の習得と発達
  4. 日常生活に必要な概念の発達
  5. 社会集団や社会制度に対する態度の発達

などがあります。

これらの発達課題がある時期までに実行できない場合や、発達が後退してしまう場合、そして結果的に生活上の困難、不自由、不利益が生じるようになると、発達障害という判断をされることがあります。
やむを得ずこのような状態になった時、発達障害の受容が重要になります。

ただし、そこに何らかの誘因、原因が推測される場合は、出来る限りそれらの解析を行って、安全な方法で改善を目指すことが重要です。

→ 検査とアプローチについて

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