体験談 RTくん(22歳・東京)
新たな脳へのアプローチ
そんなとき友人から
「デトックス療法」のことを聞き、早速サンエスペロクリニック(現在のカナ・ラボ)を訪ねました。
時間をかけて、何よりも安全に重金属などの有害物質をデトックスして、足りないものを補うというプラスとマイナスの考え方は、とても分かり易く、安心して取り組めました。
そこで、原因を調べるために、毛髪ミネラル検査と脳の遺伝子多型検査を行いました。
毛髪ミネラル検査の結果では、やはり水銀や砒素、鉛などの蓄積が見られました。
息子の場合、どのような環境から摂取されているのかチェックすることができましたし、どのように排出させてゆくのか、詳しい説明を受けることができたので生活環境を見直すなどの対策もとることができました。
遺伝子的にも取り込みやすい遺伝子があるということも分かって、気をつけていくポイントもつかむことができました。
浄水器には特に気をつけているつもりでしたが、微量の重金属もできるだけ排除した方がよいということで、これを機に逆浸透膜の浄水器に替えました。
振り返ると、思い当たる環境要因もたくさんありました。
タイは当時有鉛ガソリンが使われていて、世界一の渋滞都市で有名でもあり、大気汚染は深刻でした。
水も水道管も問題だらけでしたが、水に関しては細菌やウイルスは気にしていましたが、重金属は意識しておらず、今思えば小さな子どもで遺伝子的に有害物質を取り込みやすいといことであれば、かなり影響はあったと思います。
遺伝子多型検査は高額でしたが、受けてよかったです。子供の行動が、遺伝子の変異に伴っていることがよくわかり、具体的にその変異をカバーするために何を補ってゆく必要があるか理解することができました。
サプリメントについては遺伝子の結果から最低限必要と思われたものと、デトックスのサプリメントを摂りました。
クリニックでは、これまでのことも含めたくさん話を聞いていただきました。
自閉症とわかってからあまりにもいろいろなことがあり、頑張りすぎて、かかえきれなくなっていた思いを表現することで、やっと一息つけた思いでした。
古澤さんには、駆け込み寺としてもずいぶんとお世話になりました。
そのせいもあってか、子供は本当に変わりました。
いつも無表情だった顔に、穏やかな表情が表れるようになり、パニックを起こすこともなく、落ち着くようになりました。
本当に水銀など有害ミネラルの微量な蓄積が、脳に影響することを知ることを知ったのは、久しぶりにクリニックを訪れたときでした。
何年も魚をやめていたのですが、状態が良かったので油断し、昼食にツナをいれたパスタを何度か食べさせていました。
ひと缶を3人で分けるくらいの少量を数回です。
診察の時、いつものように絵や文字を描きながら過ごしている息子の文字を見て、「あれ、以前のように文字がそろわなくなっているけれど、なにか食べた?」と言われ、ツナしか思い浮かばず、本当に驚きましたが、微量の水銀など環境の影響の受けやすいことを知る良い機会となりました。